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日々是味方

「見方を変えれば味方に変わる!」
日々の生活の何気ないことから学べることは沢山あります。
それは一見ちょっとしたことであっても自分自身のアンテナに引っかかるかどうかではないでしょうか?
 日々生活する中での気づきや思いについて、時に熱く語ります。

会社を辞めてわかったこと~その2


ふと、“会社辞めてなかったら気づかなかったなぁ”と思うことがある。

 

いつもの時間に決まったことをする必要がなくなり、

いつも周りにいた人たちから離れて、ひとりの時間が増えてから

自分のことを勘違いしていたり、無意識に誤魔化していたことを知った。

 

前回書ききれなかった続きです。

ちなみに前回はコレです。↓

会社を辞めてわかったこと。 | 仕事ができない・辞めたい・つらい明日も味方 (ashitamomikata.com)

 

11.実は派手、凝ったもの好き。

シンプル、スタンダードなものが好きだと思っていたけど

“長く使える”とか“誰にも否定されない”とか効率や評価重視が基準だったことを知った。

本当はシンプルのようでちょっと変わっていたり、細工で手をかけていたりと

人の知恵や工夫が感じられるのが好きなんだ。

 

12.「見なければ」、でテレビ番組・本などを選んでいた。

会社員のとき読んでいた新聞は地元紙、中央紙、日経MJ。テレビはニュースか経済番組。

雑誌も専門誌が多かったと思う。ビジネス本も月に10冊は読んでいた。

でも会社を辞めたら新聞もニュースも一切見ない。経済番組は引っ掛かったものだけ。

気になるドラマは全部録画し、面白かったものに絞っていく。

雑誌も本もあまり買わなくなったなぁ。

 

ポーズだったな、と。私は情報取ってます、みたいな。自分自身に見張られてやってたような。

そんなに活かされてなかったし時間は取られるし、疲れるし。

本当に欲するときだけ動けばいいし、大体欲しいものは頭の中にあって外ではない。

そう思えるようになった。

 

13.仕事が好きかと思ってたけど、そうでもない。

実は他人にはあまり興味がないし、役に立ちたいとも思ってないことに気づいた。

今までは仕事の内容と自分の興味が合致しただけだった。

だから今はお金になろうが、自分の得意分野だろうが

自分のように思える相手、自分ごとのように思える内容でなければやりたくない。

全く関係ないバイトをして未知な経験をしたほうがマシだと思っている。

 

14.逃げること、怒ることはダメだと思っていた。

どんなことでもどんな相手でも、自分が傷ついてでも

話し合って上手くやらないと、と思ってたなぁ。

自分を押し殺すからいつまでも心の中に残ってスッキリしなかったんだ。

暴れたほうが短時間で落着したのでは?と今となって思うことがたくさんある。

今は原則その場で怒りは出す。

無駄だと思う場合はその場を一刻でも早く去る。そう決めている。

 

15.異様な肩こりだった。

会社員のとき一番使ったお金は勉強代。それに続くのはマッサージ代じゃなかろうか。

形に残らないものにお金を使う罪悪感もあった。

毎日身体が重くて、時間があれば夜遅くまでやっているマッサージ屋さんへ。

明らかに今のほうが身体は硬いけど、全然行かなくなかった。

会社を出てフーッと息を吐くと、肩がストンと落ちたことが何度もあった。

それだけ肩に力を入れて仕事してたんだなぁ。

自ら疲れることを選び、それを癒しに何かする。

そんな繰り返しだった気がする。

 

16.緑が身近にあってほしい。

辞める1年前くらいからだったか、

自分のデスクで昼食を食べていたのをやめ、近くの公園に行くようになった。

ただ風で揺れる枝を見て、深呼吸して草花の香りを思いっきり吸いこむ。

それだけで午後からの仕事に向き合う気持ちが楽になる気がした。

今は大きな公園の傍に引っ越し、

暇さえあれば散歩したり、ベンチに座ってボーっとコーヒーを飲む。

ノートを持っていって仕事をするときもある。

家以外の自分の安心する場所をひとつ見つけた。

 

 

(書き手 ジャスミン)