管理職への昇進などにより部下ができることで、「仕事の悩み」が増えることがあります。原因としては、昇進したことであなたに求められる役割が変わっても、人材不足などにより今までの仕事も継続しなければならず、求められる役割に集中できていないことが考えられます。
昨今、人材不足により管理職になってもプレイヤーとしての成果も求められることが多くなっています。昇進後の慣れない仕事や部下の管理をしながら忙しく業務をこなす生活では、求められる役割（マネジメント）のスキルを教わる時間もなかなか取れません。 また、求められる役割（マネジメント）のスキルを教える立場の人材（直属の上司など）も、同じく時間の確保が難しく、結果的にマネジメントは見て覚えてもらう、本人任せになってしまっているという組織が多くなってきています。

マネジメントスキルは日常業務から学び身につけることは難しく、習得できないまま自分だけで多くの仕事を抱えてしまったり、部下に業務をお願いすることができずチームとして機能しなくなってしまうこともあります。 明日も味方のマネジメントコースは、マネジメントの基礎知識×カウンセリングスキルを取り入れており、適切に管理するためのマネジメントや相手の思いを聴いたり信頼関係構築に役立つカウンセリングの基礎知識の習得しながら、相手（部下やスタッフ）の個性（強み）を活かしたマネジメントを学んでいきます。

「相手の個性を活かすマネジメント」というと難しく感じるかもしれませんが、子育てと似ている部分が多くあります。子育てでは、子どもにとって親の存在が「安心・安全な存在」であることがベースにあると考えられています。 しかし、このベースが不安定だと子育てはうまくいきません。マネジメントも同様で、管理職であるあなたが部下やスタッフにとって「安心・安全な存在」であるかどうかが、部下やスタッフの個性（強み）を活かせるかどうかに繋がっているのです。 また、子育てでは「褒めて育てる」という方法が有名ですが、マネジメントでもチーム力をあげる大きな要素となっています。しかし、ベースが不安定なまま「褒めて育てる」を行ってもうまく効果が得られません。
そして「褒めて育てる」というのは、叱らないということではありません。時には叱ることも重要なのですが、これはあなたが「安心・安全な存在」であり、部下やスタッフが心を許している＝安定したベースになっていないと効果的ではありません。「安心・安全な存在」であるためにカウンセリング知識を学び、部下やスタッフとの信頼関係を構築した上でマネジメントスキルを使っていくことで、部下やスタッフは成長していくのです。

明日も味方のマネジメントコースでは、マネジメントの基礎知識と信頼関係構築のために必要なカウンセリングの基礎知識を学んでいきます。マネジメントの基礎知識では、マネジメントの定義や管理職の立場、管理職に求められる役割、管理職の基本的な態度、組織で成果を出すためのポイントなどを学びます。そして、部下の力を引き出すために必要な「関係性の構築」をするためカウンセリングの基礎知識とマネジメントの基礎知識を学び、あなたのマネジメントスキルを向上させていきます。