本当にできていない?

その悩みは、本当に事実ですか?
仕事が出来ないと思い込んでいませんか?

友達が全くいないと思う確かに多くはないが、仲の良い友人はいる

趣味がないと思う実際には自分が自由な時間に楽しんでいることはある

上記はいわゆる「認知の歪み」といいます。

プラスの方向の歪みであればある種の根拠のない自信みたいなもので幸せなほうに向かいますが、これがマイナスのほうに向くのは非常につらいことです。
行き過ぎてしまうと自分自身を痛めることにもなってしまいます。色々な考えや色々な個性を持った人がいて良いのです。
できているところに目を向けることが大事とはよく言うことですが、なかなか自分ひとりではそうなってはいかないのが現実です。
ある種のトレーニングが必要でしょう。できる人がやる。そのために会社には様々な人がいるはず。そう思えると強いですね。

自分は「仕事ができない」と思われているかも…

自分は「仕事ができない」と思われているかもしれない…
そんな不安な日々を過ごしているあなた。
何故そう思われていると感じているのでしょう。
それは、あなたの自己認知が、周囲の人とズレてしまっていることが原因の可能性があります。

自己認知とは

自己認知とは、自分の長所や短所、価値観などを把握することをいいます。仕事を選択する際やスキルアップを試みる上で、自分の長所や短所を理解していることは、良い決断を下す上で非常に重要です。
しかし、自分で自分のことを深く理解することは、思っているよりも難しいものです。
近年では、自己認知の重要性が世間に浸透し始めており、研修などを開き自己を深く知ることに注力する企業が増えてきています。
強みを知ることは、自分の長所をさらに伸ばすことにつながり、その分野のエキスパートや管理職となる可能性を高めます。
弱みを知ることは、今より少しだけでもその部分を改善することで、周囲からの信頼を高めることになります。
自分はどこを改善し、どこを伸ばしていけば良いのかを明確にする上で重要なのが自己認知です。
この自己認知が自分と相手で乖離していると、「仕事ができない」と思われていると感じてしまうことがあります。

仕事ができないと
思われていると感じる理由

では、具体的に「仕事ができないと思われている」と感じてしまうことが多いケースを見ていきましょう。
そのように感じてしまう理由は、大きく分けて3つあります。

  • 01実際にミスをしたなどの具体的な事実がある

    仕事の取り組み方などに問題があり、ミスが多いなどの具体的な事実がある場合。
    仕事ができないと思われていると感じる場合は、普段の自分の仕事の仕方や結果なども鑑みて、以下のことに当てはまっている場合仕事ができないと思われているのは当然のことであり改善していく必要があります。

    同じミスを何度も繰り返す

    数字の入力を間違えたり、会議資料に誤字脱字が多いなど、会社の内外に迷惑をかけるようなミスを、何度も繰り返してしまった場合、会社や取引先に多大な損害が発生します。
    このような場合、仕事ができないと思われることは仕方のないことです。

    時間の管理ができていない

    あなたが会社員の場合、出勤や朝礼、会議などの時間は基本的には決められています。 その時間を守れないことが続いたり、取引先との約束の時間に遅刻や失念してしまった場合には、相手の貴重な時間を奪ってしまうことになります。 このような場合、スケジュール管理がしっかりできない人と見られ、仕事ができないと思われてしまいます。

    自分以外の状況が見えていない

    仕事というものは、基本的に自分一人でするものではありません。部署やチームで仕事をすることが通常です。
    その場合、周囲の状況がある程度見えていないと自分の担当する仕事が滞り、それが職場全体に及ぼす影響を理解することができません。
    そのため、今やらなくてもいい仕事ばかりに手をつけたり、締切を守れないということが起こります。
    また皆が周知している業務上のルール変更や、仕事の進捗状況にも気付けなくなってしまいます。それがもとで相手が忙しい時に、間の悪いタイミングで皆が知っていることを質問してしまうことがあります。今、自分が何をすべきかがわからない場合は、周囲の状況が理解できていないことが原因かもしれません。

  • 02ミスの指摘に対して自己否定と捉えてしまう

    仕事でミスをしてしまった場合、あなたの上司や先輩はあくまでも ” ミス ” に対して指摘をしています。
    しかし、あなたはミスに対しての指摘を「自分は人格を否定されてしまっているんだ」などと、後ろ向きに捉えてしまってはいないでしょうか。
    ミスを指摘された場合、そのミスを繰り返さないように改善しようという気持ちでいると、指摘を前向きに捉えていることになり、良い方向に進んでいきます。
    自分自身を否定されていると感じてしまうと、「もうこれ以上ミスはできない」と、必要以上に緊張してしまいます。
    そうなると、指摘されたミスをまた繰り返してしまったり、仕事への集中力がなくなり、他の仕事でもミスを重ねてしまう結果を招いてしまいます。

  • 03職場環境が悪く、自分は仕事ができないと感じる

    職場の人間関係が悪くコミュニケーションが取りづらい状況の場合、自分は仕事ができないと感じることがあります。
    自分の得意な分野が認識されておらず苦手な分野の仕事をばかりをさせられたり、パワハラ上司などの存在により、自分は必要とされていないのではないかという錯覚に陥ってしまうからです。

    職場の人間関係が悪い場合

    ミスをしても気軽に相談できる相手がいないと、1人で抱え込んでしまい、自分はダメなんだと思い込みやすくなります。
    また、お互いの仕事の進捗状況やクレーム対応などの情報が共有されておらず、特定の人に業務が集中しミスが発生しやすくなります。
    避けられたはずのクレームが発生し、業務に支障が出て納期が遅れ、周囲に迷惑をかけることが多くなることで、ストレスを感じる原因になります。

    自分の苦手分野の仕事ばかりをさせられている

    新入社員でも、自分の得意な仕事を任されればある程度こなすことができ、それを続けていれば強みに変わっていきます。
    対称的に、ベテラン・中堅社員でも自分の苦手分野の仕事ばかりをさせられていると、周囲と比べて自分の仕事の進捗が悪く、また精度も低いため不安な気持ちに駆られます。
    例えばパソコン作業に長けていて事務作業が得意な人が営業職に配属され、外回りや契約交渉などの仕事ばかりさせられた場合、仕事が全然手につかず売り上げも落ちてしまう状況になります。
    真面目で完璧主義者の人ほど、” 自分はできないと思われているのではないか “ という疑心暗鬼に陥りやすいのです。

    パワハラなどの問題がある

    パワハラには様々な定義があります。
    殴る蹴るなどの暴力や、人前で人格を否定する発言をする精神的な暴力。
    正当な理由なく現在の業務を剥奪し、人間関係の蚊帳の外に置くことや、業務に関係のない宗教信仰などを理由にした個人的な嫌がらせなど多岐にわたります。
    上記が原因で、自分は仕事ができないと思われていると感じているとしたら、それは現実にパワハラにあっているのかもしれません。
    パワハラは不法行為であり、我慢していると体に異常をきたす恐れがあります。

あなたの今の状況はどうですか?

上記の3項目の内、当てはまるものはありましたか?各お悩みへの対策を考えてみましょう。

01実際にミスをしたなどの具体的な事実がある

  • ・ミスした時の状況を分析し、改善策を立てて再発防止を防ぐ。

  • ・余裕を持って仕事のスケジューリングをし、締切の前にしっかりと仕事を終わらせることを心がける。

  • ・周囲の人とコミュニケーションを図り、仕事の進捗状況や新しいルール等を把握する。

  • ・職場全体の仕事ペースを意識し、ルールを違反するような仕事の進め方をしない。

…などいきなり全部ではなくでも、改善できるところから一つずつ手をつけていきましょう。

02ミスの指摘に対して自己否定と捉えてしまう

自分のミスについて指摘された場合に、指摘された内容についてのみ改善を意識し、自分のことを否定されているというような後ろ向きな捉え方をしないことが重要です。
そうすることで、一つひとつ仕事を覚えていくことができ、周囲の人もあなたの姿勢に好感を持つようになります。

03職場環境が悪く、自分は仕事ができないと感じる

職場環境が悪く、相談できそうな人が誰もいないような場合は、自分一人だけでも改善していけそうなことを探して実行する。
例)明るく元気に挨拶する・自分から積極的に周囲に話しかける・自分の得意分野をアピールして仕事を任せてもらう・パワハラは我慢せずに相談するなど。
どうしても改善される見込みがないと判断した場合は、部署移動を申し出るか、転職することも視野に入れましょう。

以上のような対策がありますが、いきなり全てに手をつけようとするとできないことが多いと思います。
それが原因で精神的にさらなる悪循環に陥ってしまうこともあります。
まずは、自分ができそうだと思うことから取り組んでいき、一つ改善したらまた一つというように徐々に状況を改善していきましょう。
どうしても自分で改善することが難しいと感じた場合には、私たち「明日も味方」がお手伝いさせていただきます。
「明日も味方」は、一人ひとり異なる皆さんの状況に、親身になって寄り添い、最適な改善点を一緒に探していきます。
少しの考え方、少しの行動の変化で大きく結果が変わることも少なくありません。
一人で悩み、苦しんでいるあなた。まずは我々にご相談ください。

「自分は仕事ができない」と思われているのではないか…。
そう感じているあなた。
もしかしたらあなたは会社の「暗黙の了解」というものを認識していないのかもしれません。

あなたが働く会社は、あなたが作ったのではありません。
若い企業でも数年前、老舗企業だと100年以上前から存在しており、その間に就業規則などには明記されていない、会社の常識である暗黙のルールというものが少なからず存在しています。
そんな、明言はされていないけれど互いに心の中で了解し合っているきまりやしきたりのようなものを暗黙の了解といいます。
知らないという方は今すぐ覚えるべきですし、知っているのに軽視して行動してしまっている人は自重するべきです。

暗黙の了解を軽視してしまった人の例

新卒で入社し、暗黙の了解を軽視してしまったSさんの例をご紹介していきます。
Sさんの会社ではさまざまな暗黙の了解が存在し、それは言葉の言い回しやメモの形式、書類の綴じ方やホチキスの使い方まで多岐に渡るものでした。
それらは、書類に明記されておらず、先輩社員から口頭で伝えられるものでした。
Sさんは、言葉の言い回しやホチキスの使い方など、このやり方でなければ結果が変わるということはないのに、それを強制させるのはおかしいと感じ、この暗黙の了解を軽視し、時には別のやり方で作業することもありました。
しかし、何世代も先輩から継承してきた文化を大切にしていた社員たちから強烈な怒りを買ってしまい、仕事を教えてもらうことができず、Sさんからの発信や発言は、些細なことでも必ず反発されてしまいました。
その結果、Sさんは新卒で入社した会社をたった数年で去ることになってしまったのです。

暗黙の了解は必ず存在する

どんな会社でも、少なからず必ず暗黙の了解は存在します。
郷に入っては郷に従えではないですが、最初はおかしいと思っても、絶対受け入れられないという内容のものでなければ、それに馴染む努力も大切かもしれません。
もしかしたら以前大きなクレームが発生し、それを防ぐために暗黙的に行われているというケースもあるかもしれません。
少なくとも、暗黙の了解ができた理由というものが必ず存在するはずです。暗黙の了解のおかげで、会社が上手く機能している一面もあるのかもしれません。
最初から頭ごなしに「こんなワケのわからないルールは無視してもいいだろう」と決めつけずに、まずはその文化を理解する努力をしてみてはいかがでしょうか?

暗黙の了解をまずは尊重しよう

暗黙の了解というのは、その会社でどの程度重要に扱われているのかが、入ってみないと分からないものです。
また、各々の会社でその重要性は異なります。
あなたが「仕事ができないと思われている」と感じているのは、この暗黙の了解を軽視しているため、距離を置かれてしまっている可能性があります。
暗黙の了解を否定された時の人間の感情には、宗教に近いものがあります。宗教を信仰している人に、その創始者を批判するような言葉を投げかければとても怒ります。
暗黙の了解というのは、ある意味で宗教に似ている側面があることを理解してください。
また、人は習慣化された文化を破壊されることを嫌がる傾向にあります。
間違っても、「これは非効率だと思うのでやめましょう」などという言葉を軽々しく発言することは控えたほうがよいでしょう。

仕事ができる人は暗黙の了解を遵守している

仕事ができる人は暗黙の了解を遵守していることが多い傾向にあります。
「ウチの会社にはこういう決まりがあるから理解してください」と言われても「わかってますよ」と言いたくなるくらい毎日言われており、理解はしているケースが多いと思います。
実はこの暗黙の了解というのは、理解していてもきちんと実行に移せる人は非常に少ないのが現状なのです。
これが、仕事ができる人と、そうでない人の決定的な違いになっていると言っても過言ではありません。
日本には「暗黙の了解が多すぎて行動することを躊躇してしまう」という人がいます。
しかし、実は自由の国のイメージが強く、誰でもフラットに発言できる印象の強いアメリカにもきっちりとした暗黙の了解が多数存在します。
アメリカでは上司の言うことは絶対で、日本以上に上司にゴマをする文化があります。ここで、会社の暗黙の了解を理解しないで行動してしまうと…結果はご想像の通りです。
仕事ができると見られている人は、この暗黙の了解を見つけるスピードが速く、またそれを実行に移せていることが多いのです。
例えば、ある資格を持っていないと部長に昇進することができない会社があります。しかし、それはどこにも明記されていないし、誰も教えてくれません。
この暗黙の了解をいち早く見つけ出すことが、部長に昇進するために必要ということになります。
「仕事ができないと思われている」と感じているあなた。この暗黙の了解をないがしろにしていませんか?
一度ゆっくり考えてみましょう。