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読書も味方
「読書ってホントに面白い!」
読書離れも叫ばれる中、本を読まない方も多くなってきています。
しかし、ビジネスパーソンにとって読書は学びの宝庫であり、日々の仕事の課題を解決するためのヒントや答えが目白押し。
どんなジャンルであっても、読書は仕事において自分を助けてくれるものと信じています。
本は読みだすととても楽しく、まさに至福の時間です。
普段から読書をする方でも、しない方にも、読んできっと楽しめる本を紹介していきます。
「考え方~人生・仕事の結果が変わる~」
内容紹介
京セラ創業から第二電電(現KDDI)の設立、そして、2010年の経営破綻からわずか2年で日本航空をスピード再生させた当代随一の経営者・稲盛和夫が、自ら一貫して実践し、社員一人ひとりに語り続けてきた、「自己成長を促し、真の充足をもたらす」唯一つの方法を示す。渾身の書下ろし!!
「人間として正しいことを正しいままに貫くこと」「どんな境遇にあっても、ひたむきに人間を磨くこと」がもたらす素晴らしい未来を熱く語り、一度きりの人生を、真に実り豊かで輝かしいものにするための要諦を伝える。
これから就職を目指す人、社会に出る人から経営者まで、人生の目的に迷うとき、生き方に悩むとき、心が晴れないとき、支えになってくれる一冊!
人生の方程式
稲盛哲学において1番有名ではないかと思うのがこちら。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
詳しい説明は本書に任せるとして、「能力」「熱意」は0から100までに対し、「考え方」はマイナス100からプラス100まであるといいます。
仮に能力が100だったとしても、考え方がマイナスでは結果はマイナスにしかならず、全てを大きく左右するのが「考え方」。
他の著書ではじめて聞いたときに自分自身腑に落ちました。
「能力が低くても、考え方や熱意を高めることは誰でもできる」
スキルなどに自信のなかった自分にとって、仕事をする上で、自分にとっての大きな希望ともいえる発想でした。
以来、自分自身のよりどころになっています。
人生が変わる「考え方」
本書では素晴らしい人生を送るために必要な「考え方」について、「大きな志を持つこと」「常に前向きであること」「努力を惜しまないこと」「誠実であること」「創意を凝らすこと」「挫折にへこたれないこと」「心が純粋であること」「謙虚であること」「世のため、人のために行動すること」という9つの視点で語られています。
ひとつひとつは本当に当たり前な簡単に聞こえるようなことかもしれません。
しかし、「言うは易く行うは難し」。
災難とも思えるような困難、苦難に遭遇すると、その苦しさに負けてしまうのも人間といえます。
だからこそ、当たり前に聞こえるかもしれない「考え方」を愚直に貫くことで、突き抜けた人物になるのだと思います。
人は必ず成長する
人生そうは思った通りにはいきません。
逆境に苦しむことも数知れません。
大切なのは「こうありたい」と思い続けること。
「仕事ができない」と悩んでいる方にとっては思い続けることもそう簡単ではないでしょう。
僕自身もどん底の時には投げ出しそうになったこともあります(いや、たぶん投げ出していました)。
しかし、一生懸命まじめに生きてきたことでどん底を乗り越えて今がありますし、どん底を乗り越えたからこそ、気づけたことも多いです。
そのベースを作ってくれていたのが、読書であり、そこから学んだ「考え方」だったと思います。
今苦しい方は簡単にはできないことかもしれませんが、ゆっくりでいいので自身のペースで真っすぐに歩いてほしいなと思います。
まとめ
稲盛和夫さんが稀代の素晴らしい名経営者であることに異論を唱える方はいないでしょう。
日本だけでなく、海外の経営者からもその哲学は尊敬され、多大な影響を与えてもいらっしゃると聞きます。
それはつまり、時代や国・立場や環境などが異なっていたとしても生きるエッセンスがあるからこそ。
本書は稲盛哲学の中でも1番重要と言っていい「考え方」について、シンプルイズベストに語ってくれています。
ビジネスパーソン必読の1冊だと思います。
繰り返し繰り返し読んで日々の仕事で実践していけば間違いなく仕事力アップに繋がるでしょう。
(書き手 枝町旭展)