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読書も味方
「読書ってホントに面白い!」
読書離れも叫ばれる中、本を読まない方も多くなってきています。
しかし、ビジネスパーソンにとって読書は学びの宝庫であり、日々の仕事の課題を解決するためのヒントや答えが目白押し。
どんなジャンルであっても、読書は仕事において自分を助けてくれるものと信じています。
本は読みだすととても楽しく、まさに至福の時間です。
普段から読書をする方でも、しない方にも、読んできっと楽しめる本を紹介していきます。
「「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇するPeachのやりくり」を読んでみた。
内容紹介
読むだけで明日からの仕事が楽しくなる魔法のビジネス書!
新入社員もチームリーダーも経営者も
すぐに使えて結果を出せる「やりくりネタ」が満載!
客室乗務員のあいさつを大阪弁で!
機内食にウナギ味のナマズ丼!
段ボール製のチェックイン機!
多くのファンから「それいい!」と喜ばれている
日本の「LCCの優等生」Peachの仕事術をすべて公開!
大切にしているのは「おもろさ」
旅行な好きな僕ですが、1度だけピーチにも福岡旅行の時に乗ったことがあります。
北海道→福岡というなかなかな長距離でしたが、不自由を感じることもなく、往復1万で乗れるなんてサイコーと思った記憶があります。
そんなピーチが大切にしているのは「おもろさ」。
メリットとして様々なことが上がります。
「おもろい」は、アイデア出しのベースになる。
「おもろい」は、意思決定するときの判断基準になる。
「おもろい」は、お客様に提供する価値となる。
「おもろい」は、社員が仕事で結果を出せたときに抱く感覚である。
やってみたらおもろいんちゃう?をベースに「やりくり」を考えると、
そこから「新しい価値」が生まれるというのが本書の主張。
おもろい働き方で、ピーチは就航3年で単年度黒字化を達成し、5年で累積損失を一掃したそうです。
コロナ禍の影響で今は苦しいでしょうが、逆境にも「おもろい」を見出して頑張ってほしいなと思います。
社内でも、直接、会って話そう
同じフロアにいるので、チャットやメールだけでやり取りするケースは会社あるあると言えます。
やりとりしたい社員が目の前にいるのに、話しかけずにメールを送って、相手から返事を1時間後にメールでもらう・・・ということもあるように聞きます。
僕個人的には、メールも一斉にメッセージを伝達できるので好きなのですが、その後、電話や直接話したりして内容が伝わっているのか確認することを大事にしています。
読めばわかる、と考える方がいることも承知していますが、僕自身はこのちょっとの手間が大きな差になると思っています。
同じ「承知しました」だとしても、それがすんなり了解しているものか、渋々でのことなのか、言外の感情まではどうしても分かりませんし、誤解が生じないためにも直接会って話すメリットは大きいのではないでしょうか。
仕事の仕組みはシンプルなほうがいい
LCCについて、テレビや新聞では「格安航空会社」と呼ばれることがよくありますが、もっとも正しい日本語の表現は「低コスト航空会社」だそうです。
「格安」と「低コスト」。近いようで違いますよね。
LCCの本質は「安い運賃で運航すること」ではなく、「試行錯誤を重ねながら仕組み・やり方を変え、生産性を上げて、低コストで運営することで低運賃を実現する」というのがピーチの基本的な考え。
その低コストのために、余計な経費は掛けないことを徹底している様子が伝わってきます。
仕事を続けていると、新たな仕事のやり方が加わっていき、だんだんと複雑なものになっていきがちです。
なので、意識的に「仕事のやり方や仕組みをシンプルにすること」は心がけなしでは実現できませんし、できたときには大きな意味があります。
イノベーションはシンプルな仕組みから生まれると言えるかもしれませんね!
まとめ
本書では、発想のやりくりからリーダーのやりくりまで、Peachの独創的な「おもろいやりくり」を具体的な事例をもとに紹介しています。
もっと面白い働き方を変えたい。
自分が『おもろい』と思えるような仕事をしたい。
アイデアで勝負したい。
企画で人びとを驚かせ、よろこばせたい。
自分の仕掛けで、会社の雰囲気やまわりの社員の士気を高めたい。
仕事をしていると上記のように思ったりすることがあります。
そんな気持ちを漠然と抱いているような方のヒントになるお勧めの1冊です。
(書き手 枝町旭展)