ブログ
日々是味方
「見方を変えれば味方に変わる!」
日々の生活の何気ないことから学べることは沢山あります。
それは一見ちょっとしたことであっても自分自身のアンテナに引っかかるかどうかではないでしょうか?
日々生活する中での気づきや思いについて、時に熱く語ります。
ひとり旅。
テーブルにいつもノート2冊とペンを置いてある。
1冊はこの「旅ノート」。
雑誌、JRの車内誌・SNSなどで気になった史跡や建造物、
美味しそうなお店などを書き留めておく。
前は1冊のノートにこの手のメモや他の思いつきなどを書いていたが
埋もれてしまうので旅関連はノートを独立させた。
1ページ毎に都府県名が頭に書いてあり
一度も言ったことが無い土地は色付きマーカーで囲んである。
地元北海道を除き、青森から始まって沖縄まで。
東京は1ページで足りないから沖縄の次のページに。
海外は裏表紙から書き始めている。
ちなみに茨城・富山・鳥取・徳島・宮崎ページは未だ白紙。
出かける先が決まったらこのノートを開いて
今の気分と合わせて精査し、計画を立てる。
でも欲張らない。事前に決めておくのは1日多くて3件。
地元のスーパーで野菜や魚、調味料(特に醤油)を眺めたり
自分の感覚だけで散策する時間も確保したいからだ。
何をするか都度自分に尋ね、答えが出るのを待ってから行動する。
例えば、鹿児島で予定外の桜島に行きたいと思った。
何も準備がなかったので寝る前に交通アクセスや
周辺の検索はザっとしておいたが起きたら雨。
「雨だけど行く?」→「昨日ネットで見た足湯、行けないよね・・・」
「じゃあやめる?」→「う~ん、雨じゃ歩くの大変だよね」
「あんまり時間はないけど行けるよ」→「・・・」
「そもそも何で行きたくなったんだっけ?」→「仙厳園から桜島見て?あっ!」
前日、薩摩藩・島津家の別邸「仙厳園」のガイドさんから
薩英戦争の舞台は目の前の薩摩湾だと聞き、
“イギリス艦隊から見た薩摩”を見てみたくなったのを思い出す。
「船から鶴丸城や別邸がどう見えるのか、だね」→「そうそう、それだ!」
「じゃあ雨でも関係ないね」→「うん!」
「よし、行こう!」
自分の中の自分が満面の笑顔になった気がするまでトコトン話す。
ひとり旅は他人に合わせる必要がない。
出費もある程度はOK、としておくからなのか、
内なる声のような感じがはっきりとわかる。
でも油断するとさっきの足湯のように、頭の情報に上書きされてしまう。
フェリーのデッキから目的の場所を確認して満足、満足。
船を降りてすぐの神社に寄ったら桜島で一番古い神社だった。
そこから一番近い道の駅で素晴らしい定食をいただき
ふと時計を見るとちょうどフェリーターミナルに移動する時間。
不思議だけど私の旅ではよくあることだ。
心の中を自由にして、自分自身に聞き耳を立てていると
何かに左右されない自主的な心持ちで
全身で自分に集中できてとっても気分がいい。
これを日常でも、と思うのだが
いつの間にか目に映るものや誰かが言ったことにかき消されていく。
だから感覚を思い出したくて、またひとり旅に出る。
しかしそれもままならなくなった。
ちょうど1年前の姫路・赤穂の旅が最後。
今こそ自分と向き合える時間があるはずなのに
やり過ごしているのは結局、自分自身。
もういい加減、ひとり旅を日常ではじめようよ。
Twitterでフォローした落語家さんが
とっても美味しそうな刺身定食をUPしていた。
木更津の定食屋さんらしい。
“千葉ページ”に書かねば。
(書き手 ジャスミン)