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読書も味方

「読書ってホントに面白い!」
読書離れも叫ばれる中、本を読まない方も多くなってきています。
しかし、ビジネスパーソンにとって読書は学びの宝庫であり、日々の仕事の課題を解決するためのヒントや答えが目白押し。
どんなジャンルであっても、読書は仕事において自分を助けてくれるものと信じています。
本は読みだすととても楽しく、まさに至福の時間です。
普段から読書をする方でも、しない方にも、読んできっと楽しめる本を紹介していきます。

「令和上司のすすめ」を読んでみた。


内容紹介

著者は、外資系企業でマーケティング責任者(日本、韓国、東南アジア、オセアニア)として、アジア以外にもドイツやアメリカなど、国や部署が違うリーダーやマネージャーといわれる上司たちと仕事をしてきました。

このグローバルで活躍する上司の働き方、特に共通してみられる行動特性は、これまで以上に、日本の上司に必要なものになるだろうと考えています。令和の時代に求められる、この上司の働き方、それを実践できるのが『令和上司』。

本書では、令和上司として知っておくべきことをまとめています。

その内容は、人と人とのつながりを大切にした、実直なまでに地道な仕事の考え方や行動です。シンプルなものばかりですが、これに従い、実践すれば、どんな会社でも活躍できるでしょう。本書が、今後、更に活躍するあなたのキャリアに役立つことができれば、という動機で執筆されました。


令和上司とは

本書は、グローバルで活躍する上司の行動特性を持ち、令和の時代に求められるであろう上司を『令和上司』と定義し、上司として知っておくべきことをまとめています。

現在、管理職の方だけではなく、これから部下や後輩を持つ立場の人にも参考になる考え方だなと思います。

本書で紹介されている内容は、人と人とのつながりを大切にした、実直なまでに地道な仕事の考え方や行動。

大事なことは、「知っている」や「することができる」ではなく、実際に「実践する」ことです。

読んでいてもシンプルなものばかりですが、これに従い、実践すれば、どんな会社でも活躍できる力になるなと思います。


成果を出して自信を育てる

「うまくいかないと、自分はできないと思われる」とネガティブに考え、上司や周りのことばかり気にする人はいます。

不安や恐れを感じると、少しずつ行動できなくなり、「やってみよう」と挑戦することもなくなります。

気持ちは分かります。誰しも失敗はしたくない。

しかし、「致命的な失敗」はなかなかつらいですが、「やってみる」ことをしなければ、目標と理想のギャップが見えてきません。

つまり、実際に行動しなければ、このギャップにすら気づかず、どう目標に向かって改善できるかも分からなくなります。

まずはやってみて、たとえちょっとした作業であっても何らかの成果を出すことで「できた」と達成感を感じること。

それが、「こんな感じで進めればできるんだ」と自信になります。

このように小さな達成や成功体験を積み重ねていくことが重要です。


仕事に夢中になる

「面倒だなぁ」「早く終わらないかな」と嫌々に思いながら仕事をした経験は誰しもあると思います。

そんな時は仕事の時間はやたらと長く感じるものです。

一方で、何かに熱中したり、夢中になっているときは、まさにあっという間に時間は過ぎていきます。

仕事に夢中になるには、仕事を自分事にしてやり抜くことが大切だと思います。

やり遂げた結果、それを積み重ねていくことで達成感や自信になり、さらに目の前の仕事に夢中になっていきます。

この循環を作ることができれば仕事は俄然楽しくなりますし、そうなる働きかけを上司ができればある意味で最高の仕事をしていると僕は思います。


まとめ

今年は、新型コロナウイルスへの対策として、テレワークを推奨する企業も増えてきました。

好むと好まざるとにかかわらず、この不確実な時代には、これまでの当たり前とか前提条件を見直すことも必須です。

従来式の会社に集まり、阿吽の呼吸のようなコミュニケーションで仕事をしてきた昭和・平成からの仕事の仕方やマネジメントから、成果型の仕事の仕方に変わり、マネジメントのスタイルも同じように変わる時代の過渡期かもしれません。

しかし、ビジネスの本質は「人」。その根本は変わらない。

本書にはそんなメッセージがあるように思えてなりません。

上司だけでなく、部下の立場でも仕事に活きるだろう「仕事論」だと思います。お勧めです。

(書き手 枝町旭展)