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読書も味方
「読書ってホントに面白い!」
読書離れも叫ばれる中、本を読まない方も多くなってきています。
しかし、ビジネスパーソンにとって読書は学びの宝庫であり、日々の仕事の課題を解決するためのヒントや答えが目白押し。
どんなジャンルであっても、読書は仕事において自分を助けてくれるものと信じています。
本は読みだすととても楽しく、まさに至福の時間です。
普段から読書をする方でも、しない方にも、読んできっと楽しめる本を紹介していきます。
「すごい準備」を読んでみた。
内容紹介
【『すごい準備』=「相手の心を動かす技術」】
本書では、テレビ番組プロデューサーである著者が、「難攻不落の芸能人」や「取材NGの店」からYESを引き出し、数々の大ヒット番組を制作してきた交渉のテクニック=「すごい準備」のやり方をわかりやすくまとめました。
相手に自分の思いを伝えるための「準備ノート」のつくり方や「口説きの戦略図」など、
誰でもすぐに実践できるメソッドがたっぷり掲載されています。
【テレビ業界のエピソードも満載】
実践的な方法論に加え、著者がテレビ制作の現場で経験してきた具体的なエピソードも満載。
メソッドの活用方法がわかりやすく、エピソードだけでも楽しめる内容です。
【「すごい準備」で人生が変わる】
本書のメソッドで、「相手の心を動かす技術」が身につけば、
自分の思いがしっかり相手に伝わり、
仕事・恋愛・人間関係など、あらゆる場面で
望み通りの結果を得られるようになります。
あなたも「準備の力」を身に着けて新しい自分と素晴らしい人生を手に入れましょう!
準備を制する者は、人生を制す
「本番3割、段取り7割」というように言われる方もいます。
「段取り9割」と言われる方もいます。
割合に生河合はないにしろ、これらの言葉はいかに準備が大事かを物語っています。
良い仕事をするために、準備に手を抜いているような人は見たことがありません。
この本のすごい準備とは、著者が仕事で培った「相手の心を動かす技術」であり、それこそが「自分が望んでいる最高の結果」を得られる最短ルートです。
まさにスラムダンクの名言ではないですが、「準備を制する者は、人生を制す」。
仕事だろうと、プライベートだろうと「自分の思いが相手に伝わり、望み通りの結果を手に入れる」ようになれば、人生はどんどん前向きに、楽しい方向に向かっていくはずです。
贈る相手によって「最高のプレゼント」は違う
置かれている状況は一人ひとり違います。
その人は、どんな仕事をしているか?どんな私生活をしているのか?
贈る相手によってプレゼントが違ってくるのは当然のことです。
本書では、元SMAPで今や人気司会者の中居くんや毒舌で有名なマツコ・デラックスさんへのプレゼント選びのエピソードが語られますが、非常にこの部分がわかりやすいです。
会社員だと、お客さんへのプレゼントを渡す機会もあるでしょうし、出張から帰る際に会社へのお土産などでこの考え方が生きてくることでしょう。
そして、そのお土産・プレゼントが相手の心に刺さればきっと仕事はより円滑に進むようになります。
「前例はない!」をポジティブ要素に
よく「前例がないので・・・」という断り文句があります。
前例がないことはただの事実であり、そもそも悪いことではないはずです。
ただ単に「今までやった例がない」というだけで、法律的にアウトなわけでも、倫理的にダメなわけでもありません。
著者はもし前例がないと言われたら、「そうですか!では今回しの前例を作りましょう!」と言えばいいといいます。
もちろんいろいろな障害を乗り越えなくてはいけません。
しかし、その生涯を乗り越えた先に、仕事のレベルアップがあり、見える景色が変わってきます。
これは小さな組織でも大きな組織でも変わらず起こる話です。そして、なかなか難しい話でもあります。
しかし、そこで諦めては進歩はありません。
前例を作る努力が必ず自分の血肉になってくれるはずです。
まとめ
タイトルは「すごい準備」ですが、ただのマニュアル本ではありません。
あなたが、今まで困っていた「相手の心を動かす技術」をテーマにした実践的なコミュニケーション本。
ですので、ビジネスパーソンから主婦や学生まで、どんな職種・立場の人にでも役立つ本です。
読み進める中で、「伝え方」や「交渉」の本質ができると思います。
昔の上司に「仕事は全てが交渉」と言われたことを思い出しながら読んでいましたが、まさに交渉こそ仕事。
きっとあなたの参考になると思います!
(書き手 枝町旭展)