ブログ
仕事も味方
「結論から言って、仕事に正解はありません!」
多くの人にとっての最適解はあるかもしれませんが、絶対的な正解というのは存在しません。
だからこそ、日々の勉強が学生以上に大事になると言えるでしょう。
人から学ぶ・本から学ぶ・旅先で学ぶ…。
手段はどうであれ、学ぶことによって正解に近づくように努力することが大事になっていくのだと思います。
そんな積み重ねることで周りや自分を助けてくれる
「サラリーマン基礎力」といえるような考え方やコツにつながることを独断と偏見で語ります。
仕事ができないから辛いあなたへ。5つの改善策をお伝えします
「今日もまた仕事でミスをしてしまった…」「周りはどんどん成長しているのに、自分はいつまでたっても仕事をうまくこなせない…」とお悩みではありませんか?
仕事ができないという劣等感を抱えたまま、毎日働くのは本当に大変ですよね。
私も社会人1〜3年目の頃はもちろん、人事異動で部署が変わるたびに、「自分はどうしてこんなに仕事ができないのか」と、よく落ち込んでいました。
しかし実は、本当に仕事ができないわけではなく、思い込みであることも少なくありません。そのため捉え方を少し変えることで、気持ちが楽になることもあるのです。
そこでこの記事では、仕事ができない人が抱える5つの悩みを確認したうえで、気持ちが楽になるちょっとしたコツを紹介していきます。
仕事ができなくて辛い人が抱えがちな5つの悩み
まずは仕事ができずにつらい思いをしている人に共通してみられる、5つの悩みを紹介します。
「仕事ができない」と一口にいっても、その定義やとらえ方は人それぞれです。そこでこの記事では「仕事ができない人」を「自分を仕事ができないと評価している人」として考えていきます。
あなたのケースに当てはめながら、下記の項目をチェックしてみてください。
何度も同じミスを繰り返す
過去に指摘されたことを繰り返しミスしてしまうのは、よくあるお悩みのひとつです。
上司や先輩から「前にも言ったのに」と怒られてしまうと、自分を責めてしまいますよね。そのような経験を繰り返すうちに、「自分は仕事ができないんだ」と感じるようになります。
例えばメールのCCが不足していたり、資料のフォントが統一されていなかったりと、少し気を付ければ避けられるようなミスは、とくに指摘されやすいものです。
指摘された直後は「次は気を付けよう」と思っても、時間が経つと同じミスをしてしまうこともあるはずです。
しかし同僚が失敗を糧にしているところを目の当たりにすると、「なぜ自分は彼らと同じようにできないのか」と、つらい気持ちになることもあるでしょう。
時間が守れない
時間が守れないというお悩みも、仕事ができないと感じる人にはつきものです。
一般的に時間を守ることは社会人のマナーとされていますから、周りの目も相まって罪悪感を覚えやすいのです。
例えば始業やミーティングの時間に遅れることもあるでしょう。あるいは上司から指定されていた期限に間に合わないこともあるかもしれません。
もちろん遅れたくて遅れているわけではなく、朝が弱いとか作業が進まないとか、やむを得ない事情があるはずです。
しかし組織で働く以上、時間を守ることは重視されます。ルーズな行動を繰り返すうちに、周りからの冷たい視線を感じるようになり「自分は仕事ができないんだ」と感じるようになっていくのです。
報連相のタイミングがわからない
報連相の適切なタイミングがわからないこともありますよね。
ミスしてしまったり、なにかトラブルが発生したりしたときは、素早く上司に報告しなければならないためわかりやすいはずです。
しかし取引先との打ち合わせの結果や日常業務の進捗など、「これって報告したほうがいいのかな?」と、うまく線引きできないこともあるでしょう。
「どのように伝えればいいのかな」「上司は今忙しそうだな」とあれこれ悩むことで、報連相のタイミングを逃してしまいます。
仕事全体の流れが見えない
自分の仕事の役割や同僚に与える影響など、業務全体の流れが見えずに苦労することもあります。
例えば上司からタスクを指示されたとき、その目的によって優先順位は変わりますよね。
数時間後のプレゼンに利用する資料のブラッシュアップならば、最優先で取り掛かる必要があります。あるいは売上管理のためのものであれば、それほど意気込む必要はありませんよね。
もちろん優先度の高い仕事が遅れると、同僚に影響が及びます。メールの返信に悩んでいたら催促の電話がかかってきた、なんて経験もあるのではないでしょうか。
「仕事ができない」と思い込んでいる
ご自身のことを「仕事ができない」と思っているかもしれませんが、それは思い込みであるかもしれません。
たしかに失敗が重なると、つらい気持ちになってしまいますよね。実際注意されると「自分はなんて仕事ができないんだ」と感じますよね。とくに厳しい上司に指摘されると、より自分を責めてしまいがちです。
しかし同僚から「あなたは仕事ができませんね」と直接伝えられることは稀です。つまりご自身が「仕事ができない」と思っていても、実は周りの人はそれほど感じていないことも少なくないということ。
「仕事ができない」と思い込むと、ポジティブに考えるのもなかなか難しいものですよね。
仕事ができなくて辛いあなたへ。働きやすくなる5つの改善策を紹介
では続いて、仕事ができずつらい思いをしている方へ向けて、簡単に取り入れられる改善策を5つ紹介します。
人生において多くの時間を費やす仕事。仕事ができないと思いながら日々職場に向かうと、精神的にもどんどんつらくなっていきます。
ここで紹介する方法を取り入れると、少しは働きやすくなるはずですので、ぜひ試してみてくださいね。
指示や指摘はメモをする
上司からの指示や指摘は、できるだけメモを取るようにしましょう。とくに何度も同じミスをしてしまう人におすすめの方法です。
メモに記録することで、指示の抜け漏れを防げるのが大きなメリットです。一度言ったことがしっかりとできていると、上司からも成長していると感じてもらいやすくなります。
また指摘内容を眺めることで、自分のミスの傾向が見えてきます。「数字に弱い」ことがわかれば、より慎重に数字を扱うなど、対策が打ちやすくなるはずです。
人の記憶はあいまいなものですから、ぜひメモ帳を持ち歩き、大切なことは書き留めるクセづけてみてくださいね。
タスクを書き出す
その日やらなければいけないタスクを事前に書き出しておくのもおすすめです。加えてその作業の目的や締め切りを書いておくと、優先順位もつけやすくなります。
例えば「報告資料を作成する」などの作業タスクや、「〇〇のミーティングに参加する」などのスケジュールも書くことで、時間管理にも役立ちます。
もしも優先順位が合っているのか不安であれば、書き出した内容を上司に確認してもらうと良いでしょう。報連相の機会にもなるため、一石二鳥です。
コミュニケーションを大切にする
上司やチームメンバーと適度にコミュニケーションを取り、良い関係を築くことも大切です。
タスクの目的を確認したり疑問点を相談してみたりなど、仕事に関することはもちろん、抵抗がなければプライベートな話もしてみてください。
趣味にハマったきっかけや家族との過ごし方について聞いてみると、メンバーとの共通点が見つかるはずです。
人間は似ている人に親近感を持つ傾向にありますから、報連相をしやすくなったりアドバイスをもらえたりなど、仕事がしやすくなるはずですよ。
相手の立場に立って考えてみる
自分の仕事が上司やチームメンバーに対して、どのような影響を与えているかイメージしてみるのも効果的です。
例えば同僚からメールで確認が入ったとき、その同僚は何らかの業務が滞っているはずです。あるいは上司から修正の指示があったなら、修正する理由を上司の立場で考えてみると、全体像をつかみやすくなります。
社内のメンバーだけでなく、取引先やお客さまに対しても、同様に相手の立場に立つ意識を持ってみてください。
具体的な目標を設定する
具体的な目標を設定することを心がけてみましょう。
例えば「このタスクは1時間で処理を終える」「16時までにメールの返信をする」など、まずはすぐに達成できそうな目標を立てることがポイントです。
どれだけ小さくても、自分で設定した目標を達成できると、次第に自信が生まれます。モチベーションも保ちやすくなるため、仕事のクオリティも高まっていきます。
数値を用いる、タイミングを設定する、行動に落とし込むなどを取り入れながら、スモールステップで成長していきましょう。
仕事ができなくてつらい!考え方を変える3つの方法
前項で紹介した方法を取り入れながら成功体験を積み重ねていけば、少しずつ気持ちは楽になっていくはずです。しかしそれには、行動と時間が必要になります。
そこで最後に、仕事ができなくてつらいときの、気持ちの切り替え方をお話していきます。
もう少し根本的な、考え方のお話です。
自分自身を責めすぎない
仕事でうまくいかないことが続いても、自分を責めすぎないようにしましょう。
たとえだれかからダメ出しをされたとしても、それはあくまでもその人の感想である場合がほとんどです。複数の同僚から面と向かって「あなたは仕事ができない」と言われていないかぎり、「仕事ができない」のは思い込みである可能性が高いのです。
もし失敗してしまったときは「人間なんだからミスすることもあるよね」「今回はミスしちゃったけど、次から気を付けよう」など、自分に優しい言葉をかけてあげてくださいね。
できることを数えてみる
失敗ばかりに気を取られるのではなく、ときにポジティブな面に目を向けてみるのもおすすめです。
おすすめなのは、昔の自分と今の自分を比較してみる方法です。たとえば新人の頃は上司に指示されたとおりに資料を仕上げることが精一杯だったのが、イチから自分で作れるようになったとします。それは新人の頃の自分から見れば考えられないことであり、成長している証にほかなりません。
また指示内容のメモを取っておくと、「1年目はこんなことで注意されていたのか」と、成長を実感しやすくなります。
無理にポジティブになる必要はありませんが、つらいときこそ視野を広げてみてください。
カウンセリング(キャリアコンサルティング)を受ける
一人ではどうしても状況が変えられないこともあるはずです。そんなときは思い切ってカウンセリングを受けてみると、気持ちが楽になったり今までと違った見方ができるようになったりするかもしれません。
例えば心理カウンセラーに話を聞いてもらえば、ご自身の考え方のクセなどがわかるでしょう。あるいはキャリアコンサルタントに相談することで、あなたに合った働き方が見つかるかもしれません。
プロのカウンセラーへ相談することで客観的で的確なアドバイスがもらえますから、ぜひ相談してみてくださいね。
仕事ができなくて辛いなら、できることから始めよう!
「仕事ができない」という考えは決して事実ではなく、単なる思い込みであることも少なくありません。
この記事で紹介したように、問題に前向きに対処しながら小さな成功体験を増やしていくことで、状況は次第に改善するはずです。
ぜひご自身のできる範囲で、できることから始めてみてください。
「一人では何をしたらいいのかわからない…」という場合は、カウンセリングを使用してみるのもおすすめです。
当サロン、明日も味方では、仕事ができないと悩む方向けに社会人基礎力トレーニングを行っています。ていねいにカウンセリングを行ったうえで、一人ひとりの強みや弱みに合わせてトレーニングプランを作成しています。
「カウンセリングと言っても、どこにお願いすればいいのかわからない」と悩む方は、よろしければ検討してみてくださいね。
(「仕事ができない つらい」というお悩み対応はもちろんのこと、札幌でキャリアコンサル・カウンセリングといえば「明日も味方」と言っていただけるよう日々精進いたします!)
ご相談はこちら↓
https://ashitamomikata.com/menu.html
(書き手 枝町 旭展)