ブログ

日々是味方

「見方を変えれば味方に変わる!」
日々の生活の何気ないことから学べることは沢山あります。
それは一見ちょっとしたことであっても自分自身のアンテナに引っかかるかどうかではないでしょうか?
 日々生活する中での気づきや思いについて、時に熱く語ります。

捉え方の癖。


“領収書の宛名は?”と

“ワクチン2回受けているけど検査必要ですか?”

領収書はいいとして、はぁ?どういうこと?メールを見て気分が悪くなった。

 

初めてお願いするカメラマンを手配してくれたスタッフAさんからの報告メール。

ある仕事でPCR検査をしてくるように、とお客様に言われた為、

Aさんからその旨を伝えてくれるよう、頼んでいた。

 

その前に来たメールはこうだ。

“2週間前に検査した証明書を持っているらしい”

“今までの検査費用はクライアント負担らしい”

頼む仕事は1か月先なのに直近の証明書あるって言われても・・・

本当は検査費用は出す気はなかったけど、最初の仕事前に不満になってしまうと面倒だ。

(こちらで)払うから受けてもらって、と返信した。

それなのに今度は必要か、だと?!

 

費用負担は希望通りこっちでするんだから、ゴチャゴチャ言わずに受けろ!

と書きたかったけど、心を落ち着かせて再びこう返信した。

「ワクチン受けたから大丈夫ってことでも無い。

検査で陰性だからって絶対安心ってことでも無い。

お客様に検査を受けて陰性でした、と躊躇せず言えるようにしてほしいだけです。

証明書も要りません。」

 

PCR検査が陰性だったとしても検査時点での結果だし、

検査自体が絶対ではない、という説もある。

ワクチン受けていても亡くなったり、感染する人もいるようだ。

直前に即結果の出る検査をして、

仕事が終わった時点で即結果の出る検査ができればいいけど、そう整わない。

気休めと言われればその通り。わかってる、そんなのは!

それでも各自が出来る限りのギリギリで検査し、

出向くのがお客様の要望に応えることだろう、と思っていた。

 

返信した後もなんかスッキリしない。

検査受けたくないのかな?

忙しくて検査するヒマないってこと?

そんな検査で意味あるのかってこと?

気が収まらなくなって結局Aさんへ電話をした。

 

私「あのね、〇〇さん(カメラマン)、PCR検査受けたくないのかな?」

A 「えっ?!受けてくれますよ?」

私「そうなの?だって前に受けた証明書持ってるとか、

クライアント持ち(費用)とか、さっきはワクチン2回打ってるけど必要かって・・・」

A「いやいや、それは〇〇さんとの会話を共有しただけですよ。

2週間前に検査受けて証明書出たとか、

仕事で言われた検査は今までクライアント持ちとか・・・

お互いワクチン終わったけどそれでも検査って必要なのかねぇって話してたんですよ」

私「え・・・そうなの・・・」

A「そうですよ。だから受けてくれますから大丈夫」

私「あっ・・・そう・・・なら、いいです・・・ハイ」

 

電話を切り、来たメールをもう一度読み返してみる。

まぁ受けたくない、とは一言も書いてない・・・悪気も感じない・・・

だけど、こんなメール続けてきたら、そう思うって!

そうだ、Aさんの書き方が悪い!この行間を察することなんてできるか!

怒りの矛先がAさんに移行。

だからメールはダメなんだ。

それぞれ言葉の使い方は違うんだからニュアンスはつかめない。

散々、Aさんとメール自体を心の中で責めた後、ふと思った。

 

アレ?前にも同じようなことが・・・

そうだ、前もAさんから来た見積もりのメールに納得いかなくて抗議の返信をしたら

「ちゃんとコミュニケーションすれば理解し合えると思うので

そんなに突き放さずに、おつきあいください」

と返信が来て、そんなつもりなかったんだけど、とすぐ電話をして謝ったんだった。

 

冷静になっても間違いなく、Aさんは詩人のように言葉が少ない。

もう少し書き足して欲しいとは思う。

でも信頼をおける仕事をする人だってわかっているのに

なぜまた熱くなってしまうのか・・・

もっと冷静に尋ねることだってできるはずなのに・・・

 

電話から何時間もかかってそもそもの怒りは

カメラマンの言動でもAさんのメールでもなく、

私自身の捉え方の癖だと気づいた。

 

メールに限らず、相手を問わず、

私が望んでいる事とは別の答えが出ると、

私は間違っている、と言われた気がして攻撃的になっていないか。

なってるな・・・

だったらその前にこうして欲しい、こう思っている、とちゃんと伝えているか。

いや、できていないな・・・

 

感情が乱れたときは大抵自分に原因があるはずなのに

つい、外側のせいにしてしまう。

なかなか悟れないなぁ。

 

 

(書き手 ジャスミン)