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仕事も味方
「結論から言って、仕事に正解はありません!」
多くの人にとっての最適解はあるかもしれませんが、絶対的な正解というのは存在しません。
だからこそ、日々の勉強が学生以上に大事になると言えるでしょう。
人から学ぶ・本から学ぶ・旅先で学ぶ…。
手段はどうであれ、学ぶことによって正解に近づくように努力することが大事になっていくのだと思います。
そんな積み重ねることで周りや自分を助けてくれる
「サラリーマン基礎力」といえるような考え方やコツにつながることを独断と偏見で語ります。
「まじめで真っすぐで何が悪い!」
「真面目」は強み
「まじめ」って短所ですか?「真っすぐ」って短所ですか?
この質問に対してあなたはどう答えるでしょうか??
4年程前の私は、「まじめ」はどちらかといえば短所だと思っていました。「あいつまじめだよなー」という声があった場合は、まじめをちょっと小馬鹿にしたようなニュアンスがあるように感じていたためです。
「真っすぐ」については短所とまではいいませんが、そこまでいい印象は持っていなかったかもしれません。
当時の私は仕事・会社が原因で人生のどん底にいました。
具体的に言うと、気力・体力が底を尽きていました。そして、お医者さんの勧めもあり、会社を休職していました。
そんな状況ですから、誰とでも会いたいというわけはなく、むしろ知り合いには特に会いたくない心境。ただ、仲の良い友人とだけはたまに会っていました。
物事を成すために大切な資質
尊敬する退職された元上司のおうちにお邪魔した際に言われたのが今回のブログのタイトルにもなっている一言でした。
私が休職したことについては、直接伝えてもいましたが、他の人からも連絡が言っていたようです。
ある人は「あいつ(私)はまじめで真っすぐだから・・・」と、それが理由でメンタルが病んでしまったという趣旨のことを元上司に言ったそうでした。
その方の名誉を守るためにも誤解のないようにお伝えすると決して私を蔑んでのことではなく、悪気や嫌な気持ちで言ったわけではない一言です。
ただそれを聞いて元上司はおかしいと思い「まじめで真っすぐで何が悪い!」と言ってくれたようです。
「まじめさ」も「真っすぐさ」も仕事を成そうと思った時にはどちらも必要不可欠な大事な資質です。何一つ悪いことなんてない。悪いのは本人を追い込んでしまうような環境が原因であると・・・。
例えば、うつ病や適応障害など、メンタル疾患のことを調べると「まじめ」な人に多く発症が見られる疾患であることは多くの方が耳にしたことがあると思います。ただ、「まじめ」なのが悪いことかというとそれは別問題なはずです。
でも、現実には浅はかな知識で「まじめさ」がまるで悪いことのように、当事者を傷つけるケースもあります。
私自身も休職する前に、直属の上司に「まじめすぎるくらいまじめ。学生時代からもっとやんちゃしているくらいのほうがよかったのにね」みたいな趣旨の発言をされました(今思うと腹が立つ・・・)。
悪く捉えないでもらいたい
今のような通常の状態でこの発言を聞くと「馬鹿を言うな!!」と強く思うのですが、当時は「そうかもしれない・・・」とどうにもできないことなのにまともに受け止めていました。
落ちに落ちた気力・体力のどん底の時はどんなにひどいことを言われたとしても、自分には関係ないことであったとしても「自分が悪いんだ・・・」となんでも自責にしてしまいがちなのです。
そして、どうにもできない過去の自分自身のまじめな生き方を悔やみに悔やんで絶望を味わっていました。
それだけに元上司の「まじめで真っすぐで何が悪い」という言葉を聞いたときは自分自身にとっては目から鱗的な衝撃で、気持ち的に救われるような言葉で今でも心に刻まれています。
SNSをみると、当時の私のようにメンタルを病んでいる人は数多くいらっしゃるようです。中には、「まじめすぎるからダメなんだ」と他人に言われ、真に受けてさらに傷ついている方もいます。
「まじめ」って信用に足ることです。
「まっすぐ」もこずるいよりもよっぽど信頼できるはずです。
だからこそ、苦しんでいる方には「まじめで真っすぐで何が悪い!」と伝え続けたいなと思っています。
(「仕事ができない つらい」というお悩み対応はもちろんのこと、札幌でキャリアコンサル・カウンセリングといえば「明日も味方」と言っていただけるよう日々頑張っていきます!)
(書き手 枝町旭展)